警視庁捜査2課の男性警部補(54)が今月1日、酒気帯び状態で乗用車を運転中に事故を起こして2人にけがをさせた上、通報せずに現場を離れた疑いがあることが警視庁への取材で判明した。酒を飲んで事故を起こしたことを認めており、同庁は近く道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)などの疑いで書類送検する。

 警視庁によると、警部補は1日午後10時15分ごろ、東京都日野市で乗用車を運転中、停車していた乗用車に接触し、乗っていた50代と20代の女性2人にそれぞれ14日間のけがをさせた後、逃走した疑いがある。女性の一人が110番し、駆け付けた日野署員が現場から約100メートル離れた場所で停車した車内にいる警部補を発見。呼気検査で基準値を上回るアルコールが検出された。警部補は勤務後に同僚と飲酒し、最寄り駅に止めていた自家用車で帰宅する途中だったという。

 同庁は「罪証隠滅と逃亡の恐れがないと判断して逮捕しなかった」と説明。今後、処分を検討するという。https://news.yahoo.co.jp/articles/db2bc46cae58b6d7f6219068e7b093e2e379a9af