複数の警官、無登録で暗号資産への勧誘容疑 神奈川県警、書類送検へ
https://mainichi.jp/articles/20220629/k00/00m/040/221000c

 仮想通貨(暗号資産)関連事業への出資をめぐり、神奈川県警の複数の警察官が無登録で同僚らを勧誘した疑いがあるとして、同県警が金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で警察官の自宅などを家宅捜索したことが捜査関係者への取材で判明した。県警は勧誘の規模や動機などの実態解明を進め、来月に同容疑で書類送検する方針。

 捜査関係者によると、国に登録せずに事業への出資を勧誘した疑いが持たれているのは、20代の複数の警察官。同期採用の同僚らに、仮想通貨関連事業「マイニングエクスプレス」への出資を呼びかけていたとみられ、実際に応じた同僚もいたとされる。

 警察官の一人は聴取に対し、「『俺はもうかった』『もうかるよ』などと言って勧誘した」という趣旨の説明をしているという。県警は2022年春に同容疑で警察官らの自宅など関係先を家宅捜索し、スマートフォンなどを押収していた。