ドイツ北西部オルデンブルクでこのほど、8歳の男児が行方不明になってから8日後に
下水道内で無事発見される出来事があった。
男児は今月17日午後に行方不明届が出されていた。
当局はドイツのプライバシー法に従って男児の姓を明らかにしておらず、「ジョー」という名前のみを公表している。
地元警察の28日の声明によると、発見のきっかけは、25日早朝に通りがかりの人がマンホールのふたから音がするのに気付き、
救急隊に通報したことだった。
ジョー君は自宅からわずか約300メートルの場所で発見され、近隣の病院に搬送されて低体温症と脱水症の治療を受けた。
警察の初期報告ではジョー君の学習障害に言及。捜索が続く間、捜索をゲームと勘違いして隠れ続けていた可能性もあると指摘した。
救出後、捜査員はジョー君が失踪した経緯の手がかりを求めて下水道の調査を開始した。
その結果、当局はジョー君が遊んでいる途中にコンクリートの排水管に入り、下水道にもぐりこんだ後、
数メートルで迷子になった可能性が高いと結論づけた。
捜査員によると、排水管の入り口から発見地点までの間にはマンホールシャフトなどが一定間隔で存在するため、
ジョー君はそこで立ち上がることができたという。
ジョー君は警察に対し、下水道にいる間にだんだん方向感覚を失い、出口を見つけられなくなったと話している。
警察の報道官はCNN提携局N-TVに「本当にうれしい」と語り、ジョー君が音を立てなかったり、その音が誰にも聞こえなかったりすれば、
ジョー君が見つかることはなかったかもしれないと話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e19019da1e6279ede35916e46935c7a40e2bda6a