進化中!「筋肉」で動くマイクロロボット
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/95498?page=3
ロボットは全体が培養液に漬けられています。そこに含まれる栄養を使いながら、輪ゴムのような筋細胞は、勝手に縮んだり伸びたりします。それによってパンタグラフのようなフレームも伸び縮みするのです。脚は前後で長さが異なっており、より大きな摩擦力が生じる長い脚の方向へ、ロボットは進みます。

実際に動かしてみると、筋細胞は30秒間に12回、収縮しました。その歩いた距離から計算したところ、平均速度は毎秒26マイクロメートルでした。もしロボットが小型自動車くらいに拡大されたとしたら、1時間に100メートルほど進む計算です。ちょっと、のんびりですが、外からエネルギーを供給されることなく自力で歩けるロボットとしては、おそらく世界最小でしょう。

同様なコンセプトで、森島さんらは泳ぐロボットも開発しています。こちらは長さ約8ミリで、進む速度は毎秒11.7マイクロメートルでした。



https://www.youtube.com/watch?v=xMgPdOHh6Jo