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 麻雀のプロリーグ戦「Mリーグ」のKADOKAWAサクラナイツは30日、沢崎誠選手(67)と契約を満了したことを発表した。沢崎選手は4月に原発性骨髄線維症を発症し、21―22シーズンのセミファイナルシリーズを最後にチームを離脱し、入院していた。

 昨季の優勝チームに衝撃が走った。快進撃の立役者、"マムシ"がユニホームを脱ぐ。サクラナイツの森井巧監督はこの日、ツイッターで「沢崎選手の契約満了についてのご報告」とする文書を発表。文書によると「沢崎選手は今シーズン終盤より体調を崩され療養を続けていらっしゃいますが、治療の経過は良好で、麻雀の試合にも出場することは可能かと思います」としながら、「しかしながら、長丁場となるMリーグのシーズンにおきましては精神的・肉体的負荷の予測が困難であること、チームに所属する場合は試合以外にも様々な活動が必要となることなどから、上記の判断に至りました」とした。

 さらに「沢崎選手のこれまでのご活躍に厚く感謝を申し上げるとともに、一日も早いご快復を心よりお祈りしております」と感謝を表明した。

 サクラナイツはこの日までに内川幸太郎、岡田紗佳、堀慎吾の3選手と契約を更改。Mリーグの規定で来季から1チーム4人で構成することがルール化されたため、サクラナイツは7月に行われるドラフト会議で新たに1名を指名することになる。

 今ドラフト会議ではU―NEXTパイレーツが2人を指名することが決まっており、来季に向けて合計3人がMリーガーとして指名を受けることになる。

 ■沢崎誠選手のコメント「既報の通りサクラナイツとの契約は今期限りで終了となります。6月27日に契約解除を告げられました。サクラナイツに所属し、私なりにベストを尽くして闘ってきたつもりです。ラストシーズンとなった今季、病気の発症で最後まで戦えなかったのは残念でなりませんでした。ファンの皆様、Mリーグでのたくさんの叱咤激励、誠にありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。幸い、手術・治療とも順調で、医師からも麻雀界で活躍して社会復帰をと言って頂きました。今後も日本プロ麻雀連盟の一員として、様々なタイトル戦での活躍を目指します!」(本人ツイッターより)
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