天才子役として人気を集めた寺田心が14歳になった。先日行われた映画「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」(公開中)の公開記念舞台あいさつでは、身長がグンと伸びた姿が話題に。
中学に入ってバスケットボール部に入り、「友達、部活、友達、部活…の毎日」と青春真っ盛り。将来の夢も語りつつ「夢を語るだけじゃダメ。そのために何ができるか」ときっぱり。身も心も成長している。

【写真】オトナっぽくイケメンに成長した寺田心 変声期で低くなった声で完璧回答連発

 小学校のころに出演したCMやドラマでは、トイプードルの子犬のような愛くるしさを見せていた心くん。中学2年生になり、柴犬のようなりりしい青年となった。

 「身長は中学に入ってから急に伸びて、150センチを超えました。2カ月で2、3センチ伸びてます」。
身長が伸びただけじゃない。肩はがっしり、日焼けした二の腕には、力こぶが浮かぶ。

 「中学に入ってバスケ部に入ったんです。週6で練習。食事は肉が好きで、タンパク質が豊富で運動もしてるから、筋肉ついちゃった」と語るその声は低く、
落ち着きがあった。「勉強?毎日、部活と友達と遊ぶのが楽しすぎて。英語が苦手。社会と理科の暗記系は得意なんですよ。台本を覚えてきたので」

 青春をおう歌している。「鋼の-」完結編2部作の前編にあたる5月公開「復讐者スカー」も部活の友達と映画館で鑑賞した。
「友達が『寺田じゃん』『ホントに出てる!』って。自分で自分の姿を見るのは不思議な気持ち。小学生の時は思わなかったのに」

 「鋼の-」を撮影したのは2年前。小学6年生の10月だった。少年セリムと、
セリムがホムンクルス(人造人間)となって凶暴化するプライドの一人二役を演じた。

 「演じ分けるために、プライドの声を低く出す役作りをした。でも今の自分の声はもっと低くて」と苦笑い。
「プライドは愛情が欲しかった子供。父親から愛情を与えられなかったため、人間を理解できなかったんだと思う。
その思いを込めて、目つきをキツく演じました」と役作りのこだわりを語った。

 心身の成長とともに大人の俳優として夢と覚悟を持っている。

 「目標は『妥協する俳優にならないこと』。こういう役がやりたいというより、いただいたお仕事に妥協せず真剣に向き合い、
監督さんからも妥協されない役者になりたい」

 俳優以外にも膨らませる夢がある。「動物の病院兼保護施設をつくりたい。自分で飼っている犬が心臓疾患があり、
そんな子を助けてあげたい。獣医師になるのも道かな」

 そう語り、続けた。「なりたいと思うだけじゃダメ。そのために何をすべきか考えないと。夢を持つことは大事だけど行動をともなわないと何もかなわない。
そんな思考に変わったのが成長かな」

 これからもすくすくと成長し、可能性を追いかけていく。

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