日本のエネルギーを支える天然ガス開発事業「サハリン2」について、ロシアのプーチン大統領は、事業主体をロシア企業に変更する大統領令に署名した。
事実上の国有化とみられ、出資する日本企業への影響が懸念されている。 一方、経済産業省や、サハリン2からLNGを輸入している東京ガスは「情報収集中」としている。
経産省によると、2021年に日本が輸入したLNGのうち、ロシア産は、オーストラリア産などに次いで5番目に多い8.8%で、輸入額は3,722億円にのぼる。 そのロシア産LNGの大半は、サハリン2から生産されている。
LNGは、火力発電所の燃料としても使われていて、経産省によると、サハリン2のLNGは、日本の総発電量のおよそ3%を占めているという。

ロシアからの輸入が止まれば、高騰している電気やガスの料金がさらに値上がりする可能性がある。

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