実は間違い!?エアコン28℃問題 “メーカー推奨”正しい使い方は?

暑い日々が続いていますが、皆さんは冷房の設定温度、何度に設定しているでしょうか。
よく耳にする「冷房は28℃に設定」。実はこれ、間違いなのだそうです。
街の皆さんはエアコンを何度に設定しているのでしょうか。

60代女性:「25℃。『28℃』にしなきゃいけないんでしたよね?あんまり温度下げたらネコが嫌がるんですよね」
20代女性:「(Q.何℃ぐらいに設定されています?)26℃。『28℃』がいいのは知っていて、でも28℃だと暑くて…」
守っているかどうかは別として、一般的に「28℃説」は、よく知られているようです。

こちらの時計店は、23℃と低めの設定。メガネ時計店池沼大介店長:「時計の電池交換とかをする時に
手に汗をかいたり、間違って汗が時計にポタって落ちてしまったりすると、それこそ大変なことになってしまうので…」
ただし、この猛暑日のなか、実際の室温を見ると、25.9℃と設定より約3℃近くも高くなっていました…。

このエアコンの「設定温度28℃問題」。一体、何が正しくてどう設定すればいいのでしょうか。
ダイキン工業広報・由井明日香さん:「『(エアコンの)設定温度を28℃にする』ということではなく、
『室温を28℃になるように』上手に調整して頂くということ」

「設定温度」ではなく、「室内温度」を28℃にするという意味だそうですが…。
そもそも、この「28℃」という温度自体も温暖化対策のために、環境省が「クールビズ」と共に推奨した
『室温の目安』でメーカー側が推奨しているものではないそうです。

一般的に、エアコンは設定温度を目指して冷却し設定温度に近付くと、維持するように運転します。
しかし、外気温の影響など室温が上昇すると再び、設定温度に向けて冷却するという運転をしているので、
実際には設定温度以上の室温になるケースも多いそうです。28℃に保ちたい場合は…。

ダイキン工業広報・由井明日香さん:「温度計・室温計を手元近くに置いて測って頂けたら」
ただ、室温を28℃で保っても「暑い」という声も多かったのですが…。

ダイキン工業広報・由井明日香さん:「28℃に設定した時に、もし『暑いな』と感じられるようでしたら、
扇風機とかを使って頂いて、ご自身の体の方に向けて頂けたら。そうすることで『体感温度』というのを
下げることができるので」

部屋の広さや昼夜など、環境で条件が違いますが室温は、自分がいる周辺で温度計で測ればいいということです。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000259912.html