白亜紀前期(約1億3千万年前)の恐竜化石が数多く見つかっている徳島県勝浦町の化石含有層(ボーンベッド)から、新たに植物食恐竜のイグアノドン類の尾と歯の化石が見つかった。徳島県立博物館などが2日発表した。福井県で1989年から始まった発掘調査で見つかったイグアノドン類の化石よりも約1千万年古く、国内最古級という。
発見された化石は、尾の先端近くの骨の尾椎(びつい)(長さ8・3センチ、高さ7・8センチ、幅5・5センチ)と、植物を食べる際にすり減った跡が残る上あごの歯(長さ1センチ)の計2点。尾椎の断面が六角形などの特徴から、全長6~7メートルほどのイグアノドン類の骨と分かったという。
徳島県立博物館と福井県立恐竜博物館などが昨年度、勝浦町の山林内にある高さ約15メートルの急斜面の化石含有層を共同発掘。重機や手作業でカメの甲羅など約230点の化石を見つけ、その中からイグアノドン類の骨を発見したという。
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