https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_625e1e08e4b052d2bd65246d
「うんこが川に流された。どうする?」官公庁と『うんこドリル』の異色コラボ拡大。水難事故防止から金融まで
子どもから絶大な支持を受ける「うんこドリル」と省庁や自治体がコラボし、新たな教材が誕生している
子どもに楽しみながら幅広い知識を持ってもらおうと、小学生らの間で高い人気を誇る「うんこドリル」(文響社)と国の省庁や自治体のコラボによる教材開発が広がっている。4月には新たに国土交通省や林野庁から、うんこドリルの冊子やゲームアプリなどが発表された。
ネット上では「これなら子どもも読んでくれそう」「(子どもへの)最初の導入は大事。使いたい」と歓迎する声が上がっている。
「あっ!うんこが川に・・・」
うんこドリルは2017年に小学生向けの漢字ドリルとして発売された教材。漢字の穴埋め問題の例文に「うんこ」を用いるなどのユーモアが小学生から絶大な支持を受け、2022年4月までにシリーズの発行部数が累計950万部を超える大ヒットとなった。
冊子では、ドリルのキャラ「うんこ先生」が「川の事故にあわないよう てきせつにこうどうじゃ!」と呼びかける。「うんこねこ」「うんこいぬ」といったキャラとともに川に遊びに行った設定で、5つの問題が出題される。
Q. 川には近づくとあぶないときがある。それはどんなとき?
「うんこがいっぱい出たとき」か「川の水がふえているとき」の2択。ページをめくると「川の水がふえているときは川に近づいてはいかん!」と解答が示される。
「雨がふっている日やそれから何日間かは、川の水がふえることがあるのじゃ。危ないから川に近づいてはいけないぞい!」とうんこ先生が解説してくれる。
Q. 川にものを落としたときはどうする?
「あっ!うんこが川に落ちちゃった!このままじゃ流れていっちゃう!」
慌てるうんこいぬ。「どうする?」との問いに対し、選択肢は「うんこ目がけて、ジャ~ンプ」か「あきらめる」。解説はこうだ。
「川には流れがはやいところや深いところがある。きけんな目にあわないために、どんなに気に入っているものでも、むりに取りに行かずにあきらめる勇気が大切じゃ!」
近年は漢字以外の分野も展開し、省庁や自治体とのコラボにも力を入れている。
国交省と連携して作成した教材のテーマは「川の安全」。冊子とゲームアプリの2種類を同省のホームページで公開している。