老舗スパで“お背中流し”歴32年の女性「サウナ好きの人は気持ちよくなる努力を」(NEWSポストセブン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5b9208f128da6d7d170072792f7fe6a871d2bca
東京・錦糸町に1956年にオープンして以来、進化し続ける「楽天地スパ」の名物といえば、上半身の垢すりと洗体、洗髪をする「お背中流し」だ。このサービスに従事するのは現在、若杉とし子さん唯一人。この道32年、週末には50人以上の背中を流した時代もあったそうだ。
【写真3枚】白い泡を立て短髪の男性客の髪を洗うノースリーブ作務衣姿の若杉とし子さん。他、板の間に薄手の純白のタオルが敷かれた楽天地スパのサウナ室も
「長年背中を流してるとね、流してる人の体が健康かどうかってのがわかってくるんですよね。健康な人はツヤ! ツヤがある」
サウナ好きかどうかもわかるという。
「好きな人はサウナでジックリと温まってから背中流しに来るでしょ。すると垢も軽くでちゃう! 温まっていない人は、力入れないと垢が落ちない。サウナも温まり方を自分で工夫して努力しないとダメっ! 垢をいっぱい落としたいと思ったら、努力しないとダメ。気持ちよくなるには、努力しないとダメですよ!」
若杉さんはリズムをとりながら小刻みにステップを踏むかのように背中を流す。いぶし銀の技は一度体験するとクセになる。