沖縄返還50周年でも残り続けるウチナーンチュとナイチャーの“消えない壁

戦争体験者の“おじい”や“おばあ”たちの子ども世代と親しくなればなるほど、ナイチャーに対し良からぬ感情を持っていることを吐露する場面に遭遇することが少なくない。特に、沖縄が本土復帰した昭和47年(’72年)から昭和63年(’88年)の期間に高校を卒業した現在50~60代の世代にこの傾向は見られる。彼らは、大学進学や就職をきっかけに内地にと飛び出していった者が多い一方、内地で“沖縄への差別”をもろに受けてきた世代でもある。

本土で相次いだ“沖縄人差別”
 ‘70年代はアパートを借りるにしても「琉球人はお断り」といった文言が堂々と記載されていた。沖縄出身者に対しても、どこか偏見を孕んだ好奇の目が向けられた。無論、同じ“日本人”であるのに、だ。

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