【ジュネーブAFP時事】世界保健機関(WHO)は5日、天然痘に似た症状の感染症「サル痘」について、今年に入ってから6月末までの間に5322件の感染確認の報告があったと明らかにした。

 うち85%が欧州での確認例という。WHO報道官がジュネーブでの記者会見で語った。

 WHOは先に、6月22日時点で3413件と発表していたため、確認件数は8日間で約56%増えたことになる。

 報道官は53カ国で感染が確認されているとし、「全体の85%が欧州で、これにアフリカ、米州、東地中海、太平洋が続く」と説明した。また「さらなる感染を食い止めるため、サル痘に特段の注意を払うよう引き続き各国に要請する」と呼び掛けた。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ead38f4490576cf071a4d7c69a1e53b11668a21