仙台市宮城野区の小学校に勤務していた60代の男性教諭が、授業中に飲酒していたことが分かりました。仙台市教育委員会は、平成以降は「前代未聞」としていて、男性教諭を停職6か月の懲戒処分としました。

停職6か月となったのは、仙台市宮城野区の小学校に勤務していた、60代の再任用の男性教諭です。男性教諭は担任学級の教室で授業中に4回、授業前にも10回以上飲酒したものです。
6月1日の2時間目の授業中、男性教諭がコンビニのビニール袋に包まれた飲み物に口をつけるのを見た同僚の教員が、管理職に報告。管理職が教室の事務机の引き出しに空になった500ミリリットルの缶ハイボールが入っているのを確認し、発覚しました。

男性教諭は青葉区の小学校に勤務していた2月、それに現在の小学校に異動後の4月中旬から5月下旬にかけても、授業中や勤務時間前に酒を飲んでいました。
市教委の聞き取りに対し、男性教諭は事実関係を認め「やってはいけないこととは理解していた。弱さゆえの軽率な行動で、深く反省している」と述べ、「仕事で嫌なことがあると飲んでいた」などと話しているということです。

男性教諭は、6月2日以降、自宅待機や病気休暇で勤務しておらず、7月7日の処分を受け辞職しました。
市教委は、教員の授業中に飲酒する不祥事は、少なくとも平成以降はないとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1faddb03c9900ce729c5f2c94ebd4379e24f5632