https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220707/k10013706631000.html

7日、仙台市太白区の路上で、女子中学生2人が刃物で切りつけられた事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された43歳の容疑者が警察の調べに対し「誰でもいいから殺して刑務所に行きたかった」などと供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。

7日午前8時ごろ仙台市太白区青山の路上で「女子中学生が男に背中を切られた」と近くにいた人から警察に通報がありました。

警察によりますと、切りつけられたのは中学生の女子生徒2人で、いずれも命に別状はないものの、1人は重傷だということです。

もう1人のけがの程度は軽いということです。

警察は、このうちの1人を切りつけた殺人未遂の疑いで、現場近くに住む無職の尾張裕之容疑者(43)を逮捕しました。

警察によりますと逮捕直後の調べに対し「殺そうと思って包丁で刺したことは間違いない」などと容疑を認めているということです。

さらに、捜査関係者への取材で「誰でもいいから殺して刑務所に行きたかった」などと供述していることがわかりました。

警察は、容疑者が登校途中の中学生を無差別に襲ったものとみて、詳しいいきさつなどを調べています。