政府は、大胆な発想で挑戦的な研究を行う新設の「ムーンショット型研究開発制度」で
肉体と機械を融合させたサイボーグ技術の確立による運動能力の飛躍的向上や、温暖化などで失われた自然環境の復元など3分野計25のテーマを設定
2035(令和17)年から60(同42)年までの達成を目指すことが30日、分かった。
産学官の英知を結集し、既存の手法と異なる長期的な研究を政府が後押しすることで、国の産業競争力を高め
新たな社会システムの可能性を追求する狙いがある。
31日に内閣府で開かれる有識者会議で公表する。

政府は今後、専門家のヒアリングなどで実現の可能性を検証した上でテーマをさらに絞り込み
年末の総合科学技術・イノベーション会議(議長・安倍晋三首相)で最終決定する。
選ばれた研究分野には今後5年で計約1千億円を投じる。
https://www.iza.ne.jp/article/20190730-UK55LQDMDNM3DFFDM52XSYXZM4/