https://news.yahoo.co.jp/articles/9ccababef63c33abd88574d699517eb984817e41
「浴槽に頭を沈められたり、勃起薬を服用して毎日性行為を求められました」被害女性A子さんが告発する《歌舞伎町精神科医》との“地獄の同棲生活”
「『従順になるように』と劇薬を処方されました」被害女性A子さん(20代)が告発する《歌舞伎町精神科医》による“薬漬け洗脳”の手口 から続く
7月7日、東京・歌舞伎町で精神科クリニック「東京クリニック」の院長をしていた伊沢純被告(51)がまた逮捕されたと発表された。2022年3月に逮捕されてから、これで6回目の逮捕となった。
「今回は、クリニック内で都内の住む女性にわいせつな行為をしたとみられています。強制性交の疑いがかかっていますが、本人は『無理やりではない』と容疑を否認しています」
文春オンラインは、これまでにも伊沢被告の犯罪行為についてたびたび報じてきた。当時の記事を再公開する(初出2022年5月2日、肩書き、年齢等は当時のまま)。
3月28日に、同居していた20代女性のA子さん(20代)の左足を殴る蹴るなどの暴行を加えた疑いで警視庁に逮捕された、新宿区歌舞伎町の精神科『東京クリニック』の院長、伊沢純容疑者(51)。3月7日にもすでに覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されており、4月21日には歌舞伎町のクリニックでの診察中に女性患者の胸などを触った疑いで再々逮捕された。
余罪が次々に発覚する伊沢容疑者だが、その“前科”にも注目が集まっている。
2007年に女性患者を殴って医業停止処分を受け、2008年に元患者で交際していたとみられる女性に対するストーカー規制法違反と脅迫の疑いでも逮捕されている。リタリンという強い向精神薬102万錠と、とんでもない量を処方していたことが発覚して大きな社会問題にもなったこともある。
医師としての倫理観が希薄であると言わざるを得ない“札付き精神科医”なのだ。
「従順になるようにもっと飲まなきゃ」と劇薬を処方
今回被害にあったA子さんも、元は伊沢容疑者の患者だった。昨年2月、伊沢容疑者のクリニックを訪れたことをきっかけに交際に発展した。A子さんは自身の父親とともに「#2」で、交際に至った経緯や、同年9月頃に起きた “意識混濁事件”、そして伊沢容疑者から「従順になるようにもっと飲まなきゃ」と向精神薬などを大量に処方されていたことなどを明かした。
“意識混濁事件”の際には「伊沢先生に出された飲み物や食事をとったらフラフラになって意識がなくなった」(A子さん)ため、心配した友人や家族が警察を伴って伊沢容疑者の自宅マンションへ駆け付けた。A子さんの家族は、A子さんが伊沢容疑者に監禁されたとして新宿署へ被害届も出している。しかし、A子さんは後日被害届を取り下げる。
父親をはじめ、A子さんの周囲の人々は当時から伊沢容疑者に強い不信感を抱いていたが、A子さんは「まだ伊沢先生のことが好きだった」。2人の交際はその後も続いた。
「私の意識がなくなって警察沙汰になったあと、昨年10月頃に伊沢先生から『俺ん家引っ越してきなよ』と言われて同棲を始めました。看護師の資格を持っているので、この頃から『東京クリニック』でお手伝いをしていました。正規のスタッフではありませんでしたが、“お小遣い”を兼ねて月40万円をもらっていました。伊沢先生とは四六時中一緒でした」
A子さんは伊沢容疑者との同棲に心を高鳴らせていた。交際当初から「A子との子どもが欲しい」と言われていたこともあり、その先の未来へも思いを馳せていたことだろう。
しかし、同棲生活は地獄の始まりでもあった。
激しいDV、勃起薬を服用して毎日性交渉…
「同棲を始めてすぐ、激しいDVが始まりました。気に入らないことがあると私をお風呂場まで引きずっていって冷たいシャワーをかけたり、お風呂に一緒に入ってるときにお湯を張った浴槽に頭を沈められたりしたこともありました。『お前は浮気してるんだ、このバカ女が』と言って傘でつついたり、プラスチックの板を輪ゴムで止めた“つねり器”で腕を強くつねられたりもしました。死ぬんじゃないかと思ったこともあります」
A子さんの手首や腕には、今も暴行の跡が生々しく残っている。性行為への執着も異常だった。
「毎日、体を求められました。行為中に叩かれたり、ひどい言葉で罵ってくることもあった。ある朝、私の体調が悪くて寝込んでいたことがあるんです。そんな時にも『ヤるぞ』と。こっちが疲れていても『寝ててもいいから』と覆いかぶさってくることもありました。
伊沢先生のパソコン台の椅子の後ろには勃起薬がたくさんあったんです。レビトラとシルデナフィル。