一人になった山上容疑者もまた、孤独を抱えていたのかもしれない。
直近の勤務先である京都府の工場責任者が山上容疑者の“異変”について明かす。

「もともとフォークリフトの資格者の求人をしたところ、派遣会社から派遣されてきたのが山上容疑者です。
敬語が使えて社会人として良識のある人という印象で、会社で働き始めた当初は遅刻や無断欠席、トラブルなどを起こすタイプではありませんでした。
口数は少なく、昼食も自家用車のなかで1人で食べていましたが、仕事には真面目でした。

 しかし、約半年後の2021年4月に指示通りの手順で仕事をしなくなり、上司が指導したことがありました。
2021年10月にも再び手順を守らなかったため、上司が叱責すると『なんでこんなやり方をしなければいけないのか』と反論。
2022年1月には出入り業者のトラックへ荷物を積み込む際、『このやり方でも崩れない』と緩衝材を挟む作業を勝手に省くなどまた指示を無視し、トラック運転手と口論になっています」

山上容疑者は徐々に自己中心的な振る舞いをすることが増えていった。
2022年3月には、注意をする同僚に対して「そしたらオマエがやれや」などと反抗的な態度をとったこともあったという。

https://bunshun.jp/articles/-/55802