ぶっちゃけ去年8月の小田急テロの件は、個人的にはコロナ禍における弱者男性虐殺論への
反発で起こった事件だったんじゃないかと思ってる。

ここ数年日本はコロナによって大勢が仕事を失い、貧困に苦しみ世の中の人々の生活・心は荒んできた。
そんな中2021年ネットで浮上した流行語の一つが「弱者男性」だったってのは間違いないと思う。
嫌儲でも大いに盛り上がった。
生活保護やホームレスの男性、障害者男性、35歳を過ぎて結婚していない低収入男性…etcのような
いわゆる「弱者男性」を社会から間引いていくべきだ、という論調が一部の過激派フェミニストたちや
嫌儲、まとめサイトなどで煽られた。

「いい年して独身の男は犯罪者予備軍、社会の害悪だから殺処分すべき」
「生活保護やホームレス、障害者のような弱者男性は生きてる価値がない。みんなで安楽死に追い込もう」
こういった弱者男性虐殺論がネットで一つのムーブメントになった。
匿名掲示板やまとめサイトも女性が言ってること、という構図を作りつつ男女対立をあおりながら
憎悪を殺意を高めてアクセスを稼いでいた。
大体2021年の春から夏にかけて。歯止めがきかずにグイグイ盛り上がっていった歴史があるのは
当時も嫌儲やまとめサイトを見ていた人たちなら知っていることだろう。
Twitterでも「安楽死を成立させ合法的に男たちを殺そう!」って呼びかけるアカウントが
凍結しても次々出てきて止まらないというような状態だった。

そんな中で起こったのが小田急事件だった。
コロナ禍で困窮して生活保護になっていた対馬悠介がテロを起こした。
個人的にだけど俺はその嫌儲やネット惨状を見ていたから正直「あー、こいつネットで精神やられたなこれ」って思ったよ。
というのも当時「女が許せない」というモテたことがない不細工童貞みたいなインセルと呼ばれる男の事件例は
海外でもあったけど、対馬は明らかに違った。180cmを終えるイケメン、証言でも女性にモテていて
気遣いができ、話に入れない子がいると入れてあげたりと昔からイケメンで彼女も学生時代からいた。
だからこそ対馬の憎悪と殺意は実体験というよりは虚構のもの、つまりネットであとから植え付けられたものの可能性が高い。

現代人はみんなネットやってるし対馬は生活保護だったんだから生活保護関連の情報を見ないわけがない。
そして当時はもちろん「生活保護のや35歳越えて独身って言うような弱者男性は安楽死させて社会から排除すべき」って
大盛り上がりしてる時期で、36歳の生活保護の対馬はネットで自分のことが誹謗中傷されてるのを嫌儲かまとめサイト当たりで
目の当たりにして発狂したことは想像に難くないわけだ。

そしてその小田急事件の直後、メンタリストの「ホームレスや生活保護はいらない」発言があり大炎上したのはみんな知ってると思うが
その後からそういった生活保護男性の虐殺、ホームレスや障害者男性のような弱者男性を間引くべきという
ネットでの「弱者男性虐殺論」は急速にしぼんでいったという顛末を取った。
ただまだ残り火はあると思うけどね。

だから個人的推測だけど小田急事件はネットの弱者男性ホロコースト論への反発だったんじゃないかと。
当時は女性・フェミニストによってそれが行われているとするように5ちゃんやまとめサイトやアフィも
対立あおりをめっちゃしてだ。その結果として起こった事件なんじゃないかと思う。