生徒指導部長の教師(※女子生徒への取材から):「学校内での政治的活動等は、一切禁止されています。参院選という言葉は選挙に絡んでいるので、政治的活動等に当たると思います」

 校則で決められているという「政治的活動の禁止」。ただ、ポスターの記述がなぜ政治的活動にあたるのか、理解できない女子生徒は、次のように反論しました。

 ポスターを掲示した女子生徒(※女子生徒への取材から):「政治的活動とおっしゃいますが、ポスターには特定の党を応援していますとか、そういう言葉は書かれていないですよね。それに、参院選について知ることは、国民として当たり前のことじゃないですか?」

 しかし、結局、ポスターは剥がすことになりました。納得がいかない女子生徒は、このポスターを含めた今回の経緯をSNSに投稿。すると、事態は一変します。

 ポスターを掲示した女子生徒:「翌日に、生徒指導部長の先生から『ナイーブになりすぎていた』『私の認識に誤りがあった』というふうに言われて。『こういう活動は全然していいよ』と言われました」

 さらにその後、SNSに末松信介文部科学大臣から、「大変素晴らしい活動だ」などとメッセ―ジが届きました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8ef7a0c45577e1e50717a0f944c4c1fd925ed4f4