自民党の麻生太郎副総裁は9日、札幌市内で街頭演説を行い、参院選の応援演説中だった安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件について「われわれは起こり得ないことが起こるということを、改めて考えていかなければならない」と述べ、盟友の突然の死を悼んだ。

喪章をつけて演説に臨んだ麻生氏は「(安倍氏が)銃撃される痛ましい事件が起き、その後亡くなった。こういった状況下で街頭(演説)をしたことがなく、何から話したらいいのか悩む」と切り出し、安倍氏の昭恵夫人ら遺族にお悔やみの言葉を述べた。

麻生氏は、安倍氏が父の晋太郎元外相が67歳で死去したことなどから「ぜひ70(歳)までにはいきたい」と話していたことを明らかにし、「残念ながら暴漢によって暗殺、襲撃された。憲政史上では、少なくとも太平洋戦争が終わってこのかた、この種の話はない」と語った。

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