この事件の発端の根は深いんよ
話は満州国の設立に遡る…

元々満洲国というのは、関東軍の機密費作りの巨大な装置だった。
満洲国のみならず、陸軍がアジア各地で広汎な活動ができたのも、
満洲国が吸い上げる資金をつぎ込めたから。
 
その機密費の主な資金源になったのは満州や蒙古各地で
ケシを栽培させたアヘン売買で稼いでて、その額は数兆円とも言われてる。
当然、上海にも大量にアヘンが流れててその頂点が「阿片王」里見甫
  
その阿片王・里見甫の墓が上海にあるんだけど、墓石には
「里見家之霊位」と刻まれてて側面には「岸信介書」とある…