さいたま市のインターネットカフェで女性従業員を人質に取って立てこもったとして、逮捕監禁致傷罪などに問われた無職林一貴被告(41)の裁判員裁判の論告求刑公判が12日、さいたま地裁(佐々木一夫裁判長)であった。

 検察側は「外から鍵を開けられないよう細工し、カッターナイフで被害者を脅して監禁するなどした悪質な犯行。被害者は心身に傷を負っており結果は重大」として懲役20年を求刑した。

 弁護側は、林被告が精神的不調を抱えていたなどとして情状酌量を求め、「懲役5年が相当」とした。判決は20日の予定。 

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