今年上半期に性感染症の「梅毒」と診断された患者が5000人を超えたことが、国立感染症研究所が12日公表した調査結果でわかった。年間1万人を超える勢いで、現在の調査方法となった1999年以降で最多を記録した昨年(7983人)の1・6倍のペースで増加している。https://news.yahoo.co.jp/articles/4ee1e532e0520cc951f8e0df1fedffaeede066f6

米国の複数の州で、梅毒その他のSTD(性感染症)の感染率が急上昇している。ミネソタ州ダルースでは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)への感染も増加。同時にホームレスや薬物依存の患者も増えていることが報告されている。

梅毒の感染は、男性と性的な関係を持つ男性(MSM)、HIV感染者の間で最も急速に感染が拡大している。なかでも感染者が多いのは、有色人種だという。

人種によってSTDの広がり方が異なっていることについて、ミネソタ州保健省の担当者は、「性的行動の違いだけでは説明がつかない」「医療保険の加入の有無や就労状況、(予防・検査・治療のための)医療へのアクセスに関する状況の違いもある」と指摘している。米疾病対策センター(CDC)もまた、同様の見解を示している。
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