1つ目は維新という政党がどう見られているかだ。秦らの研究グループは有権者への調査でこんな質問をした。

主要政党のイデオロギーについて、0を最も左派、10を最も右派、真ん中を5としたとき、主要政党と回答者自身をどこに位置付けるか。

最も右派と評価されたのは自民でその平均値は6.6、左派は共産と社民が共に3.7で、立憲も左派寄りと見られており4.7だった。維新は中道的といえる5.5、有権者の平均も5.5である。

有権者の意識と最も近い政党が維新と見なされているのだ。また有権者が野党に望んでいるのも、政権に対して原則対抗ではなく、是々非々の姿勢で臨むというものだった。

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