(南投中央社)中部・南投県のキノコ類の栄養補助食品工場で14日、外部から進入した元従業員の男が発砲し、経営者の弟や従業員ら男性2人、女性2人が死亡、経営者の男性が重傷を負った。男は逃走していたが、15日午後2時ごろ、中部・台中市内で逮捕された。
別の従業員らの話によると、男は退勤時間後に工場の外で経営者の弟と男性1人に発砲した後、建物内に進入したとみられる。
居合わせた従業員は携帯電話を取り上げられた上で、トイレに閉じ込められた。口論する声や発砲音がした後にトイレから出てみると、男女3人が倒れていたという。5人はいずれも頭部を撃たれていた。
男は犯行後、顔を隠し、スクーターで逃走していたが、約21時間後に逮捕された。
台湾高等法院(高裁)台中分院の記録によれば、男は2012年9月から翌年10月までこの工場に勤務していたが、機械操作を巡って上司とトラブルになり、14年にはこの上司を鉄の棒で襲撃。殺人未遂容疑で起訴されていた。
https://japan.focustaiwan.tw/society/202207150004