山上容疑者、ツイッターに「母を信じたかった」…「安倍政権と統一教会同視はさすがに非礼」

 安倍晋三・元首相(67)に対する銃撃事件で、逮捕された山上徹也容疑者(41)が、ツイッターで宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」を批判する投稿をしていたことがわかった。初投稿は約3年前で、以前から同連合に恨みを持っていたことが改めて浮かんだ。その一方で、「母を信じたかった」など肉親への複雑な思いものぞかせていた。

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 安倍氏については、敵視したり、殺害を示唆したりする書き込みはなかった。「安倍政権の功を認識できないのは致命的な 歪ゆが み」など、むしろ安倍政権を一定評価するものが多かった。

 山上容疑者は調べに「(同連合と)安倍氏はつながりがあると思った」と供述している。しかし、ツイッターでは「安倍政権に言いたい事もあろうが、統一教会と同視するのはさすがに非礼である」としていた。

 投稿は今年6月30日のロシアのプーチン大統領に関する論評が最後。別の人が前日29日に書き込んだ「人生、マイナスからのスタートをどうにか0に戻すのに必死になってるだけという感覚がある」という投稿をリツイート(転載)していた。

 アカウントのフォロワー(登録者)は17日午前の段階で1件、フォロー(登録)しているのも週刊誌の公式アカウントなど2件しかなく、知人に見てもらうためのものではなかったとみられる。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220717-OYT1T50237/2/