山口 福岡 佐賀 大分で線状降水帯が発生 災害危険度高まる
2022年7月19日 4時58分 気象
前線と低気圧の影響で九州北部と中国地方には発達した雨雲がかかり続けていて、気象庁は、山口県、福岡県、佐賀県に続き、大分県でも線状降水帯が確認されたとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生する危険性が急激に高まり、すでに浸水などの被害が発生しているところもあります。
周りの状況を確認し、近くの頑丈な建物に移動したり、建物の2階以上に移動したりするなど、少しでも命が助かる可能性が高い行動をとってください。
気象庁によりますと、日本海から西日本にかけてのびる前線と低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部や中国地方には発達した雨雲がかかり続けています。
気象庁は、大分県の北部と西部で線状降水帯が確認され、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして、午前3時50分「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
また、午前4時までの1時間には
大分県の
▽中津市耶馬溪で68.5ミリ
▽日田市で61ミリの
非常に激しい雨が降りました。
また、大分県に先立って
▽福岡県の福岡地方、筑豊地方、筑後地方と
▽佐賀県南部
▽山口県西部でも
18日夜から19日未明にかけて線状降水帯が確認され「顕著な大雨に関する情報」が相次いで発表されました。
これまでに降った雨で山口県、島根県、福岡県、佐賀県、それに大分県では、土砂災害の危険性が非常に高くなり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
また、山口県と福岡県、それに大分県では氾濫の危険性が非常に高い「氾濫危険水位」を超えている川があります。
山口県の山陽小野田市は、市内を流れる川が増水し、住宅が浸水しているという情報が入っているとして、厚狭地区の4050世帯、9364人に対し「緊急安全確保」の情報を出しています。
気象庁は、命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生する危険性が急激に高まっているとして、安全を確保するよう、呼びかけています。
※略※
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220719/k10013724371000.html