「貯蓄から投資へ」が再注目されている。これは個人金融資産の日米比較を理由にする。有価証券比率47.3%の米国個人金融資産は過去20年で2.7倍に増え、現預金50%超で有価証券16.3%の日本は1.4倍に留まる。貯蓄から投資に向かうべきだと。しかし、これは10年近く前に「貯蓄から資産形成へ」と変わったはずだ。

日英比較にも示唆が多い。有価証券比率14.2%と日本より低い英国の個人金融資産は過去20...

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB101MA0Q2A710C2000000/