安倍氏死去「悲しい」、台湾で7割超 対日関係の行方には楽観の世論

 親台湾派だった安倍晋三元首相の死去を、7割超の台湾人が悲しんでいる――。
民間シンクタンク「台湾民意基金会」(台北市)が19日に発表した世論調査で、こんな結果が明らかになった。
ただ、今後の対日関係については、7割弱の人が後退することを不安視していないと答えた。

 調査は安倍氏死去後の11~13日、約1千人を対象に電話で行われた。それによると、
安倍氏の死去を悲しむ台湾人は71・9%に上った。支持政党別では、安倍氏と親交が深かった
蔡英文総統の与党・民進党の支持者が88・9%、野党・国民党の支持者は66・0%だった。

 安倍氏は台湾統一を主張する中国の軍事的な動きを牽制(けんせい)するため、日米台の連携を唱えていた。
安倍氏の死後、蔡政権は親台湾の姿勢に感謝し、全土の学校で半旗を掲げるよう指示するなど追悼活動を進めた。

 調査では、こうした蔡政権の…

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