北海道標茶町の牧場で7月18日、牛1頭が死んでいるのが見つかりました。
相次いで牛を襲っている大型のオスのクマ、コードネーム「OSO(オソ)18」によるものとみられています。
地元猟友会によりますと、死んで見つかった牛は5歳くらいの乳牛のメスで、腹が少しえぐられ食べられた痕があり、背中にも傷があるということです。
標茶町内の牧場では、8日前にも、放牧中の牛がクマとみられる動物に襲われ、死んでいるのが見つかったばかりでした。
今回、死んだ牛が見つかった牧場での被害は初めてですが、前回、被害があった牧場からわずか3キロの場所だということです。
標茶町周辺では2019年以降、推定で体重300キロから350キロ、体長3メートル、前足の横幅が
18センチ近い巨大なのオスのヒグマ「OSO(オソ)18」とみられるクマが、放牧中の牛を襲う被害が相次いでいます。
北海道によりますと、OSO18による牛の被害は、2022年6月までの3年間で、60頭に上るということです。
今回、死んだ牛の近くで、約17センチのクマとみられる足跡があり、猟友会では、「今回は毛が残っていないので断定はできないが、大型のオスグマ、OSO18の仕業か」とみています。
標茶町役場では、付近にカメラ設置し、パトロールを強化するとともに、町民に大きなクマの足跡などを見つけた場合、連絡するよう、呼びかけています。
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