この不可解な動きは、山上容疑者の背景や心理をメディアを通すのではなく、直接知りたいという気持ちの表れだろう。真実を知りたくなる気持ちは理解できるが、度を越した心酔やシンパシーが不気味に思える投稿もあった。くしくも山上容疑者が憎きとしていた“宗教”や“信者”といった関係に近いと思える状況なのかもしれない。

 山上容疑者の境遇は恵まれたものではなかっただろう。しかしどんな境遇であっても、人をあやめる理由の正当性にはならない。その線引きを間違えず、ネット上の情報に接したいものだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bb08aa52e1a9390b461cdaf583b71e87de387a7