真夜中の駐車場。
防犯カメラは、脚立を持って近寄る不審な男の姿をとらえた。
この直後、映像が大きく乱れる。
男が、カメラの向きを変えていた。
そして男は、現場近くに集められていた大量のアルミ缶を持ち去った。
被害に遭った障害者福祉施設の職員「アルミ缶が約300kg。被害額としては7万円前後になるかと思う。本当に許せないなという気持ち」
現場は、福岡市内にある障害者福祉施設。
7月11日、不審な車が施設の駐車場に止まった。
車の中から出てきた男は、防犯カメラの方へ。
再びカメラの前に現れた男。
手にしたのは、駐車場に置かれていた三角コーン。
このあと、画面に映ったのは、三角コーンの土台部分。
男は、三角コーンを使って、防犯カメラの向きを変えようとしたとみられる。
しかし、防犯カメラには届かなかった。
すると今度は、駐車場にあった脚立を手に、再び接近。
こうして、カメラの向きが変えられた。
男が持ち去ったアルミ缶は、あわせて300kg。
被害額は、およそ7万円。
施設のために、地域の人たちが提供したもので、施設の利用者がつぶし、リサイクル工場でお金に変える予定だった。
被害に遭った障害者福祉施設の職員「アルミ缶つぶしは、比較的障害が重い方でも取り組むことができる作業。こういったことが頻発すると、工賃の支払いが難しくなる」
被害に遭った施設は、警察に被害届を提出したという。
https://www.fnn.jp/articles/-/391902