藤井富山市長も旧統一教会から選挙で応援
https://news.yahoo.co.jp/articles/496e321b9f38148cbcbcf5058546a99ff64e8b15
富山市の藤井市長は21日、去年の市長選挙にあたり旧統一教会に対し支持を求めたと明らかにしました。
新田知事も20日、同様に支持を求めたことを明らかにしていて、県内の政界と旧統一教会との関係が浮き彫りとなっています。
藤井富山市長
「世界平和統一家庭連合ですか。えー、一度集会に選挙期間中か後援会活動中か忘れましたけど、いずれにしても市長選挙に際して集会に呼んでいただいて、そこでスピーチをさせていただいたという記憶があります」
藤井市長は21日の定例会見で、去年の富山市長選にあたり世界平和統一家庭連合=旧統一教会へ支持を求めたと明らかにしました。
藤井富山市長
「そこへ行くとですね、6,70名位はいらっしゃったと思います。これは純粋に選挙の応援していただいているということで、私その時、政策の発表もしていましたので、家庭の平和だとか地域のつながりの大切さということに賛同していただいて、発言の機会を頂いたというふうに認識して、皆さんの前でもそういうような社会を作りたいと、そういう発言をしたことは覚えています」
こちらは、去年5月に旧統一教会の関連団体である「県平和大使協議会」が富山市で開いた催しの写真です。
写真を掲載しているホームページには、市長選で初当選した直後の藤井市長が出席し、「平和大使」に任命されたと書かれています。
藤井富山市長
「その集いにつきましては、中身は平和に関することだったんじゃないかなと思います。強い違和感は感じなかったと思います」
また催しには市教育委員会が、去年とことし後援していました。
後援の承認基準を定めた市の要綱では、「特定の思想、政治または宗教上の活動にかかるもの」は承認しないとしています。
市教育委員会はKNBの取材に対し、「国内外の時事を理解する平和活動であり、特定の宗教の活動ではないと判断した。適正なものだととらえている」と答えました。
藤井市長は団体からの申し込みを受けて、去年とことし、それぞれ1度自ら直接出向いて市政の説明や報告を行う「出前トーク」を行ったことも明らかにしたうえで、今後の団体との関わり方については明言を避けました。
藤井富山市長
「容疑者の方が犯行動機にいたった経緯等々が真実であればですね、これは本当に遺憾なことだなというふうに考えてます。もしそれが真実であればですね、それをうけて一度立ち止まってですね、今後どうする、今後どういうような形がいいのかということを、私自身考えてみたいなというふうに思ってます」