井上尚弥「年内に4団体統一したい」WBO王者バトラーと対戦交渉中 23年地元パレード実施も
プロボクシングWBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級王者井上尚弥(29)が21日、元WBC世界同級暫定王者の弟拓真(26=ともに大橋)とともに地元の神奈川・座間市主催の「ざま井上兄弟タウンミーツ」に参加した。16年以来、約6年ぶりとなる座間市役所への表敬訪問を兼ねたイベント。500人以上の応募の中から抽選で来場した約250人の市民が見守る中、佐藤弥斗市長(52)からひまわりの花束などを贈呈された。
今後の目標について、井上は「年内に4団体統一がしたい。そのためにいろいろな交渉をして実現できるように進められている。試合が決まったら、4団体統一を目指したい」と意気込みを示した。既にWBO世界同級王者ポール・バトラー(33=英国)との対戦交渉も進んでおり、年内の4団体王座統一戦は実現可能な状況だ。佐藤市長は「パレードをしなくてはいけない功績です」と前置きしながら、新型コロナウイルス感染状況を見極めながら、との条件つきで「多くの市民の方々との喜びを共有したい」と来年の地元パレード開催について前向きな姿勢を示した。
また現在、日本、WBOアジア・パシフィック・スーパーバンタム級王者の弟拓真は「もう1度、世界王座返り咲きをしたい」と意欲満々。世界ランキングではバンタム級でWBC3位、スーパーバンタム級でIBF5位、WBO8位に入っている。2階級で世界王座を狙えるランクでもあり「兄と同じ土俵でやりたいと思います」と世界再挑戦のチャンスを待つ姿勢をみせていた。
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