警視庁の54歳の警察官が先月、都内で酒を飲んだ状態で車を運転して事故を起こし、2人にけがをさせたうえ、そのまま立ち去ったなどとして危険運転傷害やひき逃げなどの疑いで書類送検されました。
書類送検されたのは、警視庁捜査2課に所属する54歳の男性警部補です。
警視庁によりますと、先月1日の午後10時すぎ、東京 日野市の都道で酒を飲んだ状態で乗用車を運転して停止していた車に衝突し、乗っていた女性2人に軽いけがをさせたうえ、そのまま立ち去ったなどとして危険運転傷害やひき逃げなどの疑いが持たれています。
警部補はこの事故の直前にも現場から2キロ余り離れた場所で道路工事の案内板に衝突する物損事故を起こしていたということです。
この日は勤務を終えた後に同僚と酒を飲み、電車で自宅近くの駅まで移動した後、車で帰宅する途中だったということで、任意の事情聴取に対し容疑を認めたうえで「酒を飲んで運転した理由は思い出せない」などと話しているということです。
警視庁は警部補を22日付けで懲戒免職の処分にしました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220722/k10013731491000.html