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特定空き家を解体、セルフビルドで危険な状態 岐阜・中津川市が略式代執行

岐阜県中津川市は14日、空き家対策特別措置法に基づく略式代執行による解体工事を、同市付知町の空き家で開始した。市内では2件目。

 建物は、山林に囲まれた別荘地内の県道359号沿いにある木造2階建ての住宅。セルフビルドで施工されたとみられ、危険な状態だった。2016年には近隣住民から対策を求める声が市に寄せられていた。市は昨年秋に立ち入り調査を行い、倒壊の恐れがあるとして「特定空き家等」に認定した。今年1月に所有者が亡くなり、相続放棄となったため、略式代執行で解体することにした。

 この日朝、大橋正哉市危機管理対策監が執行開始を宣言し、作業員が解体作業に着手した。来週中には作業を終える予定。

 県内では、昨年度までに行政代執行2件、略式代執行10件が行われている。

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