フィリップ・K・ディック、伝記映画の題材に

 「ブレードランナー」「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」など、数々の映画作品の原作を生みだした
作家フィリップ・K・ディック(1928~1982)が、伝記映画の主役となることが明らかになった。

 ディックの遺産管理人であり、友人でもあったポール・ウィリアムズが書いた伝記「Only Apparently Real(原題)」を下敷きに、
ジョン・シェスタック(「ファイヤーウォール」「ビフォア・アイ・フォール」)がプロデュースする。

 「Only Apparently Real(原題)」は、1970年代初頭に起きたディック宅への不法侵入事件を中心に物語が展開する。
当時、ディックは4回目の離婚協議の真っ最中で、スランプと戦いながら覚醒剤アンフェタミンを絶とうとしていた。
そんななか、何者かが自宅に侵入し、金庫から原稿を盗む事件が起きる。

 「彼の人生は、彼が書いた本と同じくらい非現実的でした」と、シェスタックは映画化への意気込みを語る。
現在、監督を探しており、秋のクランクインを目指しているという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab9be3e2ffd47d95673dec0691269fdf76f9e500