政治評論家の田原総一朗さん(88)が21日、都内で8月から公開されるドキュメント映画の記念公開イベントに出席。イベント終了後に囲み取材にこたえ、参院選の街頭演説中に安倍晋三元首相が銃撃されて亡くなった事件について語った。
田原さんは、宗教などで破産した人たちが相談できるような、国が運営する組織がないことを危惧しており、「月曜(25日)に岸田首相に会うから言っておく」と話した。
田原さんは、現行犯逮捕された山上徹也容疑者について「彼のお母さんは宗教で破産したと。彼が何で安倍さんを撃つまで追い詰められたのか。彼が追い詰められなかったら安倍さんは死ぬことはなかった」と語気を強めた。「政治に責任があるんだぞ、と岸田さんに言ってきますよ」と話した。
さらに今秋に予定されている国葬については「私は安倍さんの国葬には反対するつもりはない」と私見を述べた上で「ただ、ちゃんと国会を開いて、野党とも話し合って決めるべきだった」と話した。
今後3年間国政選挙がないことに触れて「安倍派は分裂していくんだと思うが、選挙が3年ないから派閥間で安倍派議員の引き抜きが自由にやられることを心配している」とも話した。
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