イランで2年ぶり公開処刑 「中世の慣行」とNGO非難(時事通信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d70c14c63d520d9f4321d812bdc6e6f0afb72cc6
【パリAFP時事】ノルウェーを拠点とする人権NGO「イラン・ヒューマン・ライツ」(IHR)によると、イランで23日、今年2月に警官を殺害したとして死刑判決を受けた男性の公開処刑が行われた。
イランでの公開処刑は2020年6月以来2年ぶりという。
IHRによれば、南部シラーズの事件現場でこの日早朝、絞首刑が執行された。ソーシャルメディアでは、囚人服姿の男性がクレーンに取り付けられたロープにつるされている様子の映像が出回った。
IHRの代表は公開処刑について「中世の慣行」と非難。「人々をどう喝して抗議行動をさせないようにする狙いがある」と指摘した。経済危機に見舞われているイランでは抗議行動を弾圧する動きが拡大。著名な映画監督や知識人が逮捕され、今年前半の死刑執行数も前年同期比で倍増している。