性同一性障害公表の真道ゴーのプロテスト受検を日本協会が認定 8月の公開テストはJBCの承認待ち(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース
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ジム会長らで構成される日本プロボクシング協会(JPBA)の理事会が22日、行われ、性別適合手術を経て男子で復帰を目指す元WBC女子世界フライ級(50・8キロ以下)王者・真道ゴー(35)=グリーンツダ=のプロテスト受検について、諮問委員会を重ねた結果、全会一致でプロテストを認めることを確認した。日本のプロボクシングを管轄する日本ボクシングコミッション(JBC)に8月上旬の開催を求めていく。
心と体の性が異なる性同一性障害を公表していた真道は、2017年に引退、性別適合手術、戸籍変更を経た後は、故郷の和歌山市内で会社を経営してきたが、昨年9月に男子でのリング復帰を決意し、同10月からグリーンツダジムで練習を再開している。今年4月下旬にJBCへ受検申請。5月の受検はならず。同ジムはプロテスト受検を認めるよう求めてきた。
この件に関し、各地区健康管理委員長や齊田竜也事務局長、大学教授、医師などで構成される諮問委員会が設置され、話し合いが重ねられてきた。今月12日の会議で、全会一致でプロテスト受検を認めるとした。JPBAは、JBCに諮問委員会の決定をもとに受検を認めるよう、要請した。
JBCは取材に「真道選手は実績もあり、技術もある。方向性は見えているが、今後、どういう形で認めていくか。ルール、基準作りにはもう少し、話を聞く必要がある」とした。ルール変更の場合は、JBC理事会を経る必要がある。齊田事務局長によると、同ジムの本石昌也会長は、8月7日、枚方市総合体育館で主催する興行で、ファンの前でのプロテストを実施したい意向だという。
◆真道ゴー(しんどう・ごー)本名・橋本浩(ごう)、旧名は橋本めぐみ。1987年7月18日、和歌山市生まれ。35歳。小学4年からバスケットボールを始め、和歌山北高で国体出場。天理大中退。ボクシングに転向し、2008年プロデビュー。13年にWBC女子世界フライ級王座を獲得し、2度防衛。17年に引退。通算成績は16勝(11KO)4敗。身長168センチ。右ボクサーファイター。家族は妻と1男2女。