ニューヨーク市警の刑事であるニックが、自分を慕う後輩でパートナーのチャーリー・ビンセントとレストランにやって来る。テーブルで日本のヤクザとイタリアのマフィアのボスが話をしているのを見る2人。そこに入ってきた日本人の男(佐藤)が、ヤクザの内ポケットから木の箱を奪い取り、ナイフで首をかき切って殺害する。精肉場に逃げた佐藤をニックとチャーリーが追いかけ、逮捕する。日本に送還されることになった佐藤を、ニックとチャーリーが護送することとなる。

空港についたニックたちの前に、大阪府警の梨田警部を名乗る男が現れる。引き渡しの書類を見せられたニックは、日本語で書かれているために内容がわからないままにサインする。引き渡された佐藤は、ニヤけながら組んだ両手の人差し指をニックに差し向ける。飛行機から降りようとしたニックの前に、再び大阪府警の刑事が現れる。ニックはだまされて佐藤を引き渡してしまったことに気づくが、佐藤はすでに姿を消していた。
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