大阪 八尾 母親の遺体放置容疑で逮捕後 娘の体調急変し死亡
07月25日 16時19分
大阪・八尾市で90歳の母親の遺体を自宅に放置していたとして、逮捕された65歳の娘がその直後に体調を崩し、死亡しました。
警察は「取り扱いに問題はなかったと認識している」としています。
警察によりますと、24日昼ごろ、90歳の母親と65歳の娘の親子2人が暮らす大阪・八尾市の府営住宅の1室で脱水症状を起こしたとみられる娘がうずくまっているのを訪れた市の包括支援センターの職員が見つけました。
娘は病院に搬送され手当てを受けましたが、同じ部屋で母親が布団の上で亡くなっているのも見つかりました。
警察は、治療を終えた娘から警察署で話を聞き、母親の遺体を放置していたとして25日午前3時前に逮捕しました。
娘は、「亡くなったのは知っていたが、パニックになってどうすればいいかわからなかった」などと話していたということです。
ところが、逮捕からおよそ1時間半後に娘は体調が急に悪化し、意識がない状態で再び病院に搬送されましたが、死亡しました。
娘は、24日から25日朝にかけ、およそ10時間にわたって警察署の取調室で調べを受けたり待機したりして、この間、水を少し飲んだほか、提供された食事には手をつけなかったということです。
捜査に当たった八尾警察署は、「取り扱いに問題はなかったと認識している」としています。
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220725/2000064184.html