ドイツ連邦国防省は2022年7月23日、ドイツ空軍の戦闘機部隊を日本を含むインド太平洋地域へ派遣すると発表しました。
この派遣は、「ラピッド・パシフィック2022」と名付けられた展開訓練の一環で、オーストラリアで開催される多国籍海軍演習「カカドゥ2022」や多国籍空軍演習「ピッチ・ブラック2022」に参加するのが目的とのこと。なおインド太平洋へ展開する途中、UAE(アラブ首長国連邦)やシンガポールにも立ち寄る予定で、加えて日本や韓国にも飛来し、両国で共同訓練も実施するとしています。
部隊はユーロファイター「タイフーン」戦闘機6機、A400M輸送機4機、A330MRTT空中給油・輸送機3機の計13機、約250名からなり、派遣される「タイフーン」戦闘機のうち1機には特別塗装が施されます。
ドイツ出発は8月15日を予定しており、UAEとシンガポールに着陸する以外は、空中給油によりオーストラリア・ダーウィンまでの距離約1万2800kmを24時間で飛行する計画だそうです。
インド太平洋地域に派遣するため特別塗装が施されたドイツ空軍のユーロファイター「タイフーン」戦闘機。派遣機はバイエルン州にある第74戦術航空団の所属とのこと(画像:ドイツ空軍)。
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