「死去の直後から、内閣や自民党幹部がすぐさま『安倍元首相を国葬に』と口にし始めましたが、その際に昭恵夫人の意志を確認していなかったようです。『妻である私に聞く前に勝手に国葬と言いだすなんて』という思いがあるのでしょう。実際に安倍家側からは国葬辞退の意向も出ているそうです」(永田町関係者)

 こうした見方について、安倍家に詳しい政治ジャーナリスト・野上忠興氏はこう話す。

「昭恵夫人一人が主導して辞退しようとしているわけではなく、国葬には“安倍家”自体が難色を示しているのです。このままの形で実施されたとしても、式典で脚光を浴びるのが、安倍元首相と敵対していた岸田首相や、地元・山口でのライバルである林芳正外相になるのでは……という危惧があるんです。『そんな形で“非業の死”を利用されるくらいなら』ということですよ」

https://news.yahoo.co.jp/articles/a85014df63e10b51657c98fbdff2321d58e22e96