序章
五、神の血統を通して、平和世界の実現を
既に述べたように、神様が進めてこられた救援摂理とは、すなわち、サタンの血統のもとに落ちてしまった人類を、再び神様の血統に戻すための摂理にほかなりません。神様は人類が再び神様の血統を持った子女となり、世界人類が一家族になる日を思い描きながら、摂理を進めてこられたのです。
そのための方法とは、蕩減(とうげん)復帰の原則を通してサタンが讒訴(ざんそ)することのできない条件を立て、地上において内外の基台をつくった上で、神様の血統を持ったメシヤ、すなわち真の父母を送り、そこから再び、人類を神様の血統に接ぎ木していこうとするものでした。聖書に描かれている中心人物たちが歩んだ道とは、まさしく、そのメシヤを迎えるための基台をつくるとともに、サタンの血統を清算するための、涙ぐましい歩みだったのです。
真の父母様が歩んでこられた道も、ほかでもない、神様の血統を復帰するための歩みでした。平和理想世界を実現するためには、神様の愛、生命、血統が地上に定着する必要がありますが、その中で最も重要なのが「血統」であると、真の父母様は語られています。
生命より貴く、愛よりも重要なものが血統です。生命と愛が合わさって創造されるものが血統です。これらのうち、生命がなくてもできず、愛がなくても血統は創造されません。愛、生命、血統のうち、その実りが血統なのです。神様の血統の中には、真の愛の種が入っていて、真の生命の体が生きています。したがって、この血統と連結されれば、神様が理想とされた理想の人間、すなわち人格を完成することも可能であり、理想家庭も生まれ、さらには、神様の祖国である理想の国家も出現するのです。平和理想世界王国は、このように絶対「性」の関係を通して創建されるのです。(天一国経典『天聖経』第十三篇 第一章 第一節6)
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