宿泊施設職員の男性に暴行を加えてけがをさせたとして、警視庁は、指定暴力団住吉会系組員の古関健容疑者(32)=住居不定=を傷害の疑いで逮捕し、28日発表した。古関容疑者は、覆面姿のラッパー「KENNY―G」として活動しているという。

 福生署によると、古関容疑者は4月3日午前2時40分ごろ、東京都福生市内の宿泊施設の前で、施設職員の男性(29)を殴ったり蹴ったりして目や頰の骨折、頭部打撲などの重傷を負わせた疑いがある。調べに対し黙秘しているという。

 古関容疑者は当時、仲間の男4人と一緒に宿泊施設の前にたむろしており、うち1人が施設敷地内の駐車禁止を示すコーンを投げたことについて、この施設職員に注意された。これに対して古関容疑者が「俺のことを知っているか」と職員に尋ねたところ「知らない」と答えられ、突然殴りだしたという。

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