政府は先週金曜、凶弾に倒れた安倍晋三元首相の「国葬」を9月27日に、東京・北の丸公園の日本武道館で行うことを決めました。
岸田文雄首相が葬儀委員長を務め、経費は全額国費から支出します。外交においても大きな足跡を残された安倍氏ですから、
海外からも大勢の要人が列席し、盛大な弔問外交が繰り広げられることでしょう。

前々回の拙欄で、「アベノミクスが雇用を安定させ、失業率を低下させた」ことに触れました。欧米ではリベラル寄りの政策で、
安倍氏は経済にとどまらず、「女性の活躍」「働き方改革」「障がい者雇用の促進」などにも取り組みました。

その評価も海外で高く、死去が伝えられた際、ジェンダー平等を推進するムーブメント
「HeForShe(ヒーフォーシー)」を進める国連女性機関が、以下のようにツイートしました。

「#HeForSheチャンピオンであった安倍晋三元首相の悲報に接し悲しみに暮れています。
日本国内外におけるジェンダー平等のための彼のリーダーシップと献身は大変高く評価されていました」

政権維持のため支持率対策でやっている。衣の下から鎧が見える―などと批判されましたが、
第1次政権時代から安倍氏を見てきた元官僚は「安倍さんは弱いものを見ると応援したくなるんだよな。
タカ派に見られるけど、防衛族じゃなくて厚労族だったし」と明かしてくれました。もともと、安倍氏は社会政策に関心が高かったのです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1fdd95eb67c9d03197113f654064143a3e892795