建設会社寮の集団暴行死、社長が防犯カメラのハードディスクを重機で埋める
2022/07/29 15:16

 岩手県奥州市前沢の建設会社で2月、社員の男5人が同僚の男性に暴行を加えて死亡させた事件で、証拠品のハードディスクを隠したとして証拠隠滅の罪に問われた同社社長の男(55)に対し、盛岡地裁は27日、懲役6月、執行猶予3年(求刑・懲役6月)の有罪判決を言い渡した。

 判決によると、社長の男は事件後の同月23日頃、社内に設置された防犯カメラのハードディスク1台を同社の資材置き場に重機で穴を掘って埋め、事件の証拠を隠した。中島真一郎裁判長は「犯罪行為が映った証拠を隠滅し、捜査を妨げた悪質な犯行」などと指摘した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220727-OYT1T50309/