かつては科学技術立国という名にふさわしい立場にあった日本。しかし、最近は欧米や中国との競争に後れを取っている事案も目立つようになり、科学技術分野を担う若手研究者の養成環境についても多くの課題が散見されている。こうした危機感から、将来の科学技術イノベーション人材を早い時期から育成しようと行政と教育・研究機関などが連携し、取り組んでいる人材育成事業が「ジュニアドクター育成塾」だ。小中学生を対象に大学・高等専門学校などが実施機関となって地域の関連機関と連携し、児童生徒の能力の伸長を目指すというこの取り組み。始まって5年ほどが経つが、子どもたちの個性や能力を伸ばす人材育成事業はどのように進展しているのか。同事業を推進する国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、JST) 理数学習推進部 能力伸長グループ調査役の亀井威則氏に話を伺った。
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